「勉強ができる子」を育てる部屋づくり

勉強する女の子
子供部屋インテリア

「勉強ができる子になってほしい」、子を持つ親のほとんどが、そう望むことでしょう。

そして、ほとんどの親御さんが、「勉強しなさい」と子供に言います。

それはもちろん、子供のためを想ってのことでしょう。ただ、この「勉強しなさい」が、知らず知らずのうちに子供たちにプレッシャーをかけ、ストレス負荷をかけていることはご存知でしょうか?

「勉強しなさい」と言わなくても、子供たちが学びやすく、自然とヤル気が出るような部屋作りにチャレンジしてみませんか?

「勉強ができる子」を育てる部屋には秘密あった

リビングで勉強をすると成績が伸びると言いますが、実はこのリビング勉強法には、3つの利点があったのです。

ですから、この利点を活かすことで、「勉強しやすい子供部屋」を作ることが可能になります。さっそく、リビング学習の利点をみていきましょう。

1つ目の利点は、「誘惑を取り除くことができる」ことです。

子供部屋にはたくさんの誘惑があります。

オモチャやゲーム、人形、プラモデル、こういった誘惑に一人で打ち勝つには、相当の意思が必要になります。

大人だってそうですよね?仕事や家事のようにやらなければならないことがあっても、スマートフォンやテレビ、パソコン、マンガなど、自分の好きなものは気になってしまいますね。

自分の感情に素直な子供たちからすれば、楽しい誘惑に負けてしまうのは、ごく自然なことなのです。

リビングでは、親の目があることや、子供部屋のようにオモチャが少ないことから、誘惑に引きずられにくいという利点があります。

子供部屋のおもちゃ

2つ目の利点は、「親が子供の様子に気づきやすい」ことです。

リビングに子供がいれば、子供が勉強で悩んでいる様子や、子供の答えの間違いに気づいてあげやすくなります。

また、誘惑に負けそうになっている子供の様子にも気づきやすいでしょう。

「分からない問題あった?」「ちょっと疲れてる?」など、声をかけてあげると良いですね。ただ、「どうして分からないの?」「何度もやったじゃない!」など、子供を攻めたてるのは逆効果。やさしく言葉をかけてあげましょう。

3つ目の利点は、「集中力が養われる」ということです。

子供部屋のような密室の空間で勉強を続けると、静かな環境でしか集中力を発揮できないという可能性があります。その点、リビングは人の足音や水の音など、さまざまな音が聞こえてくるため、少々の音でも動じない集中力が養われるというものです。

ただ、騒音も雑音も、家庭内の音だからこそ、安心して聞き流すことができるのです。

もしもリビングという場所で、両親がヒステリックな声を出したり、よく喧嘩をしたり、DVをおこなっているとしたら、子供にとってはストレスを感じる場所でしかなく、成績が上がる可能性も低いでしょう。

リビング学習で子供の成績を上げるには、両親ともに心がけ、いつも笑顔があふれているようなリビング環境をつくることが最重要課題なのです。

こういった利点を取り入れて子供部屋づくりをするのも良いですし、やはりリビングの方が効果が高そうだという方は、リビング学習をお試しくださいね。

勉強に集中できる環境

レイアウトを見直そう!窓&出入り口とデスクの密接な関係

落ち着いて勉強ができる環境を整えようとするとき、重要なのは、出入り口や窓と勉強机の位置なのです。そして、この位置関係には密接な関係があります。

まずNGな出入り口と勉強机の位置や理由についてみていきましょう。

出入り口と勉強机編-こんなレイアウトに気をつけよう

・出入り口から背中が見える状態で勉強机を設置するのはNG

人間は視野外である背後についても見えていると、東北大学脳科学センターの塩入諭教授の研究グループが、2018年5月の英国のオープンアクセス科学誌「Scientific Reports」で発表しています。

これは、上記のような発表がある以前に、別の研究グループが「背後からの視線を感じて振り向いたら人がいた」という回答が90%以上だったという研究発表をおこなっていることとつながりがあると言えるでしょう。

このことから、「人間は背後に気配や人影があると、その気配や人影が気になって落ち着きがなくなる可能性が非常に高くなる」ということが分かります。

ハッキリと見えない分、しっかりと見えるよう正面を向いて確認したくなる、ということですね。

勉強机は、人影や気配を感じることがない壁側に背中を向けたレイアウトにするか、あまり人影や気配を感じないよう本棚や衝立(ツイタテ)などを置いて対処してみましょう。

社長や重役の方たちのデスクは、壁側に背中が向いていることが多いようですから、将来の姿を思い描かせながら勉強させるのも良い心理作戦かもしれません。

社長・椅子

窓と勉強机編-こんなレイアウトに気をつけよう

・大きな窓の前に勉強机を置くのはNG

これは、目の前に大きな窓があると、窓の向こう側の景色や気配、人影などが気になるからです。また、窓の正面となれば、車の音や人の声も聞こえやすく、集中力の妨げとなるタイミングが増えてしまいます。

風水でも、窓に向かって勉強机を置くと、「陽の気」が強すぎて気が散ってしまうとも言われています。

ちなみに、大きな窓でなければ、それほど心配することはないようです。ただ、もしも集中力が続いていないと感じるときは、勉強机を移動してみるのもひとつの手段です。

窓付近でなければ勉強机を置くスペースが無いようなときには、窓側に背中を向けるか、それも難しい場合には、できるだけ窓の中心から勉強机を置いたレイアウトにしましょう。このとき、

・右利きの場合は、窓が勉強机の左側

・左利きの場合は、窓が勉強机の右側

にあるようにすると、手元が影にならず、視力低下の心配も防ぐことができます。

採光なども考え、目に負担をかけないような勉強机になるよう心がけましょう。

また、眼精疲労は視力の低下にもつながるため、適度な休憩を取り、無理のない学習スケジュールを組むと良いでしょう。

視力の低下は、ピントを合わせようとする筋肉が疲労し、その状態が続くことに慣れてしまった筋肉が調節機能を失うことが原因のひとつとも言われているためです。

窓を背にしたり、窓からズラして勉強机を置いたりすることが難しい場合は、窓に対して垂直に置くようにします。このとき、勉強机はできるだけ、窓にかかるスペースが少なくなるよう工夫しましょう。

窓際の勉強机

ADHDかも?と思ったら、試してほしいレイアウト

クラスの人数が30人程度だとすれば、1~2人の割合で発達障害の可能性があると言われています。

ADHDも発達障害の中のひとつで、

・じっと座っていられない

・人の話を遮って発言する

・物忘れが酷く、必要なものを忘れることが多い

・興味のあることに熱中しすぎてしまう

・協調性に欠ける

・物事を順序立てて考えたり行動することができない(苦手)

・静かにしなければならないシーンで静かにできない

などの特徴があります。

しかし、ADHDの子供たちに寄り添い、その才能を伸ばすことで、秘めた能力が開花する可能性があるのです。

実は、今のようにADHDという診断がなかった時代にも、ADHDを疑われる著名人が非常にたくさん存在したのです。

レオナルド・ダ・ビンチやアインシュタイン、エジソンなども有名ですね。

ADHDの子供

また、上記で挙げたADHDの症状は、プラスに作用すれば成功を掴めるような特徴が多いのです。

例えば衝動性ですが、行動力があるということですし、多動はエネルギッシュということにもなります。すぐにいろいろなものに興味を持つことも、好奇心旺盛だと言えますし、ひらめきや創造力につながることも多いでしょう。

もしもお子様が「ADHDかもしれない」と感じたら、子供を責めたり落ち込んだりせず、子供の良い部分を伸ばす工夫をしてみましょう。

そして、子供たちの可能性を信じ、勉強部屋のレイアウトを工夫することをオススメします。

ADHDの子供たちは、動く物や音に非常に興味を持つため、勉強机の正面に窓があると集中できません。

これは、大きな窓だけでなく、小さな窓やすりガラスのように向こう側が見えにくい窓でも同じです。少し動いたものでも、一度気になってしまうと、確認せずにはいられなくなるのです。

勉強机は、できるだけ壁を正面に置いたレイアウトにし、本棚を正面に置くことは控えます。本棚の本が気になってしまい、本を取り出して読みはじめてしまうからです。できれば、机の上や周辺には何も置かないレイアウトがベストです。

また、ADHDの子供たちは音にも敏感なため、できるだけ周囲の音が聞こえないような静かな環境を作ってあげましょう。

どのような特徴を持つ子供たちにも、のびのびと健やかに、そして自主的に学べる素敵な部屋を提供してあげたいですね。

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